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広島城三の丸が旅の入口に、体験型マーケットと新観光プロジェクト始動

広島城三の丸が旅の入口に、体験型マーケットと新観光プロジェクト始動

記事:2026.4.17

広島城三の丸エリアを舞台に、定期イベント「暮らし彩り市 Hiroshima Castle Market」と、観光施設「We’re the Mori’s HIROSHIMA」という2つの取り組みが同時に動き出しています。
いずれも広島城を起点に、人・モノ・文化・地域をつなぎ直す新たな試みです。

暮らしを彩るマーケット「広島城三の丸 暮らし彩り市」

昨年秋に初開催され、好評を得た「広島城三の丸 暮らし彩り市 Hiroshima Castle Market」が、今後は定期開催へと進化します。広島城の歴史的な景観の中で、市民の暮らしを豊かにする「もの・食・体験」が集まるマーケットとして、月1回の開催を目指す本格的な取り組みが始まります。
広島城三の丸

そのスタートとして、2026年4月18日(土)・19日(日)にプレ開催が実施され、こだわりを持つ店舗が三の丸エリアに集結します。会場では、商品をただ購入するだけでなく、作り手から直接その背景や想いを聞きながら選ぶことができる、体験型のマーケットとして交流と賑わいが生まれる場となりそうです

5月以降の開催スケジュールは5月は16日(土)・17日(日)、6月は20日(土)・21日(日)の予定。7月以降も毎月の開催が予定されています。

広島城を「目的地から旅の入口へ」変える新構想

同じく広島城三の丸では、新しい商業施設「We’re the Mori’s HIROSHIMA」が誕生します。同施設は、食体験・観光ハブ・ローカルエクスペリエンスの3つの機能を一体化した複合施設として、広島城を「目的地」ではなく「旅の入口」としてお出迎えします。

対象は広島城を訪れる年間約69万人規模(2025年度実績)の来訪者であり、特に外国人旅行者も含めた広域な観光客が想定されています。
広島城を起点に、県内各地の生産者や職人、地域文化へと観光の流れをつなぎ直し、旅の動線を広島全域へと広げていくことが目指されています。

なお、施設のオープンは2027年4月下旬を予定しています。
We’re the Mori’s HIROSHIMA

施設概要

[施設名]
We’re the Mori’s HIROSHIMA
[所在地]
広島城三の丸
[開業時期]
2027年4月下旬予定
[主な機能]
◯カフェ
◯観光ハブ
◯ローカルエクスペリエンス(ワークショップ)

食・観光・体験を一体化した3つの機能

食体験

食体験では、広島の食材や技術、背景にあるストーリーを含めて「最初の一杯・ひと皿」として提供します。カフェ形式で誰もが入りやすい形とし、広島の食の入口となる体験をつくります。

観光ハブ

観光ハブ機能では、生産地や作り手の情報を発信し、広島城から県内各地への周遊を促進します。観光を点ではなく面として捉え、滞在時間と体験価値の向上を図ります。

ローカルエクスペリエンス

ローカルエクスペリエンスでは、ワークショップや体験コンテンツを通じて、広島の伝統や技術を実際に「つくる・学ぶ・味わう」形で提供し、来訪者を関係人口へとつなげていきます。


背景にある広島城の歴史と観光課題

広島城は1589年に毛利輝元によって築城が開始され、福島正則、浅野長晟へと受け継がれながら城下町の中心として発展してきた歴史を持ちます。一方で現代の広島観光では、原爆ドームや平和記念公園、宮島に訪問が集中し、県内各地との接点は十分とは言えない状況があります。

同構想は、この課題に対して「食」を入口に観光・文化・地域経済を再接続し、広島城から山間部・川・海・島へと旅が広がる新たな導線を生み出すことを目的としています。

「We’re the Mori’s HIROSHIMA」という宣言

同プロジェクト名は単なる施設名称ではなく、地域の垣根を越えて共創するための宣言でもあります。広島の食や伝統、技術を現代的にリメイクし、継続的に更新していくプラットフォームとしての役割を担います。

広島城三の丸は、暮らしを彩るマーケットと、観光を再設計するプロジェクトが交差する場所として、新しい地域体験の拠点へと進化しようとしています。

基町エリアの賑わい創出に期待

2026年3月22日に閉城した広島城は、広島市を代表する観光スポットの一つであっただけに、来訪者減少が周辺エリアの賑わいに影響を及ぼさないような取り組みが求められます。
広島城

一方で、周辺には魅力的な観光資源が点在しています。広島城二の丸・三の丸エリアをはじめ、隣接するエディオンピースウイング広島およびスタジアムパーク、さらにはパセーラなどの商業施設が集積しており、これら基町エリア全体として回遊性と集客力の向上に取り組むことで新たな価値が生まれます。
今後の基町エリアの動向に期待です。
スタジアムパーク

市内中心部から各施設へのアクセスと注意点

市内中心部からエディオンピースウイング広島やスタジアムパークへは遊歩道が整備されており、比較的迷わずアクセスできます。

一方、広島城の二の丸・三の丸へ向かう場合は、ひろしま美術館付近から「基町地下道」を通り、「城南通り」を横断するルートとなります。
初めて訪れる方にはやや分かりにくい経路ではありますが、道中には「広島城」の案内標識があるので、それらを確認しながら進むことでスムーズに到着できます。
その際、地下道では自転車の走行に思わず「ひやっ」とするような場面が稀に見受けられます。念のため周囲には注意しながら歩くと安心です。

※掲載内容は、掲載時もしくは取材時の情報に基づいています。お出かけ・ご利用等の際には最新の情報をご確認下さい。(免責事項について)
[ 執筆者 ]
chief editor:F.ISHIOKA

広島の地域・観光メディアを複数立ち上げ、広島ナビゲーターとして活動しています。 読者の皆様が広島での観光やお出かけをする際、「旅やか広島」の情報を通じて幸せなひとときが創出できますように!と言う想いで日々執筆をしています。

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