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尾道の旧中国銀行がスモールホテルに再生 「Arbor Onomichi」4月25日開業
広島県尾道市の中心街に、新たなスモールホテル「Arbor Onomichi(アーバー オノミチ)」が2026年4月25日(土)にグランドオープンします。
運営するのは、東京・東日本橋のホステル「CITAN」などを手がける宿泊ブランド企業で、今回が地方都市向けホテルブランド「Arbor」の第1号店となります。
館内1階に併設されるコーヒーショップ「BERTH COFFEE 尾道」とパブ「SMALL PUB Inlet」も同日にオープンします。
宿泊予約の受付は、3月12日(木)より開始しました。
街とともに滞在を楽しむ「スモールホテル」という発想
「Arbor」は、ホテルの中だけで滞在体験を完結させるのではなく、地域の街並みや人々との関わりを含めて旅を楽しんでもらうことをコンセプトとしたスモールホテルブランドです。
客室数や館内施設の規模拡大よりも宿泊者と地域のつながりを重視。館内にはコーヒーショップや小さなパブを設ける一方で、食事や観光は街を歩いて楽しむことを積極的に提案します。
宿泊客が尾道の街を回遊しながら滞在を楽しむことが、このホテルの大きな特徴です。

カフェ・パブカウンター
旧中国銀行尾道支店を活かしたリノベーション
ホテルが入る建物は、1966年に竣工した旧中国銀行尾道支店。昭和期の銀行建築の特徴を色濃く残す建物で、高い天井や2階のキャットウォーク、柱の少ないフラットな構造などが印象的です。
今回のリノベーションでは、地域の人々の記憶にも残る建物の魅力を最大限活かすことを重視して設計されています。
特に1階の旧銀行窓口エリアは、天井近くまで伸びる大きな窓から自然光が差し込む開放的なラウンジへと生まれ変わりました。
このラウンジには、ホテルレセプション・ロビー・カフェ・パブ・客席といった複数の機能が共存し、それぞれの空気がゆるやかにつながる空間となっています。

ホテルレセプション
空間デザインとデザインディレクションは山形県のデザインスタジオ「合同会社根を這う」の須藤修氏が担当。レセプションカウンターやソファ、カウンター、シャンデリアなどの大型木製家具はWATABE WOOD WORKSや木工職人CHUGENによって制作されました。
重厚な銀行建築の雰囲気を残しながら、現代的な素材やデザインを融合させた空間に仕上がっています。
個性の異なる8タイプ・全16室の客室
Arbor Onomichiには、広さや設備が異なる全16室の客室が用意されています。
客室タイプは8種類で、主に以下のような構成です。
○ダブルルーム
○ツインルーム
○約50平方メートルのシグネチャールーム
○グループや家族向けの4名個室
○個人旅行者向けのドミトリー

シグネチャールーム
それぞれの客室には、尾道の風景やArborの世界観をテーマにセレクトされた家具やアート、アメニティが配置されています。旅の限られた時間を過ごす場所だからこそ、視界に入るものや触れるものの質感にもこだわった設計となっています。

バルコニーダブルルーム
朝はスペシャルティコーヒー、夜は小さなパブ
BERTH COFFEE 尾道(7:30〜)
1階に入るコーヒーショップ「BERTH COFFEE 尾道」では、スペシャルティコーヒーを中心としたメニューを提供します。
コロンビアやエルサルバドルなどつながりのある生産地の豆を扱い、ハンドドリップコーヒーやカフェラテ、カフェモカなどのエスプレッソドリンクを楽しめます。
ドリンクメニューには、瀬戸田産みかんジュースや山形県産有機りんごジュースなども用意。さらに、バナナブレッドやキャロットケーキなどコーヒーに合う焼き菓子も揃います。
朝食メニューは土地の食材を活かした内容で、グラノーラ・ポタージュ・オープンサンド・魚や肉料理を中心とした朝食など、軽めからしっかりした食事まで選べる構成となっています。

SMALL PUB Inlet(18:00〜)
夜には同じラウンジで「SMALL PUB Inlet」が営業します。
カウンターはカフェと一続きになっており、タップビールや国産クラフトビール、ワイン、焼酎などを提供。作り手の想いやストーリー、つながりを軸にセレクトされたドリンクが楽しめます。
お酒に合う軽食も用意されており、街に出かける前の一杯やホテルに戻ってからのゆったりした時間を過ごす場として利用できます。

なお、このラウンジは宿泊客だけでなく地域住民や観光客も利用可能です。朝・昼・夜と時間帯ごとに異なる表情を見せ、街の日常風景の一部として機能します。
グラフィックデザインはcolleが担当
ホテルのロゴ、ウェブサイト、館内サイン、客室アートの一部などのグラフィックデザインは、デザイン事務所「colle inc.」が担当しました。
同社代表でグラフィックデザイナーの山口崇多氏は、Arborを「旅の途中でひと息つく東屋のような存在」と表現。高く育つ木々や蔦をモチーフにしたシンボルマークで、そのコンセプトを表現しています。

館内のメインビジュアルには旅人や地域の人々の交流から生まれる多様な出会いを、質感や色彩の重なりとして描いたデザインが展開されています。

瀬戸内の港町・尾道とともに歩むホテル
広島県尾道市は、瀬戸内海に面した歴史ある港町です。坂の街、映画の街、文学の街として知られ、山と海、そして路地が織りなす独特の景観で多くの人を惹きつけてきました。

Arbor Onomichiは、そんな尾道の街と響き合いながら地域の魅力とつながる滞在体験を提案していくことを掲げています。

プレオープンも実施
グランドオープンに先立ち、プレオープン期間も予定されています。
宿泊プレオープン
4月18日(土)〜4月21日(火)チェックインまで。
コーヒーショップ・パブ
4月17日(金)〜4月22日(水)11:30まで。
プレオープン期間中は運営体制の確認を目的とした営業となるため、一部サービスや設備に制限がある場合があります。
Arbor Onomichi 概要
[所在地]
広島県尾道市十四日元町4-9
[開業予定]
2026年4月25日
[延床面積]
1132平方メートル
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執筆者
chief editor:F.ISHIOKA
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